公共工事 - 施工事例

沢田浄水場沈澱池棟

施工のポイント

概要:浄水場沈澱池棟の屋根下地鉄骨の補強・交換の上ウレタン樹脂塗装

施工前は下地鉄骨に腐食が確認できる状態でした。今回の修繕にあたり腐食している箇所は溶接による交換工事の上塗装を行いました。
また、盛岡市の各家庭、施設に水を供給する重要な施設のため沈殿池内部に塗膜を落とすことはできないこと、水に塗料のにおいが移ってしまうと市民の皆様にご迷惑をかけてしまうので、品質・安全はもちろんのこと養生を徹底しての現場となりました。

住所 岩手県盛岡市
施工部位 屋根下地鉄骨塗装修繕

施工前

施工前

仮設工事

◇足場下地作成

沈澱池上に足場を架設するための下地を作っていきます。

天井に到達する足場なのでたくさんの資材を使用するため、非常に強い荷重がかかります。そのために安全基準を満たすように緻密な強度計算を事前に行いました。
計算書と配置図を作成し、それを元にスチール製の各パイプを均等に並べていきます。その後杉板と鉄パイプがずれないようにステンレス番線で固定していきます。

仮設工事 足場下地作成
仮設工事 足場下地作成
仮設工事 足場下地作成
◇合板敷板敷き

先ほど設置した杉板にコンパネをビスで固定していきます。

施工中も内部の状態が分かるように点検口も所定の位置に作っていきます。最後にブルーシートを敷き詰め、足場下地の完成です。この後仮設していく足場が作業中に倒壊しないようにすること、池内部の水ににおいが移らないように徹底した養生を行いました。

仮設工事 合板敷板敷き
仮設工事 合板敷板敷き
仮設工事 合板敷板敷き
仮設工事 合板敷板敷き
◇足場設置

施工するための足場を組んでいきます。

建物内部のため施設に傷等付けないよう最大限の注意をしながら運搬を行います。通常の住宅の7~8倍の資材を使った仮設となりました。

仮設工事 足場設置
仮設工事 足場設置
◇完了確認

仮設完了後、作業中は常に確認を行いました。

仮設工事 完了確認
仮設工事 完了確認

鉄骨修繕

鉄骨修繕
鉄骨修繕
鉄骨修繕

足場仮設後、鉄骨の修繕に入っていきます。

腐食した鉄骨は切断し、溶接加工をして新しい鉄骨を設置します。1本3m程度の鉄骨を50本以上補強・交換を行いました。

塗膜剥離

塗装剥離
塗装剥離

溶接工事と並行して、電動工具を使い既存の塗膜をすべて除去していきます。

対象鉄骨の形状に合わせ、写真のような広い箇所はサンダー、細かい箇所はタガネを使用し削り落としていきます。粉塵が舞い危険なので、保護メガネ・マスクを着用して安全第一で行いました。塗装をもたせるための非常に大事な工程であり、一番時間と手間をかけていく作業でもあります。

塗装

◇錆び止め塗装

塗膜除去工程が完了し、確認を受けたあとは塗装工程に入ります。

今回は鉄骨構造物用の厚膜錆止め塗料となります。2液性のため、メーカー指定の割合で主剤・硬化剤を攪拌したのち、ローラー・刷毛を使い塗装をしていきます。

塗装 錆び止め塗装
塗装 錆び止め塗装
塗装 錆び止め塗装
◇仕上の中塗り・上塗り塗装
塗装 中塗り
塗装 中塗り
塗装 中塗り

錆止め工程が完了すると、仕上の中塗り・上塗り塗装工程に入ります。
上記写真は中塗りの様子です。

塗装 上塗り
塗装 上塗り

同じように上塗りの様子です。
上塗り塗料よりも中塗り塗料を少し淡い色にすることで、塗り残しのないように工夫しています。

足場解体、仕上養生撤去

足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去
足場解体、仕上養生撤去

塗装工程が完了し、確認を受けたあとで現状復帰をしていきます。

最初の養生と逆の順番で、足場解体→ブルーシート養生撤去→合板撤去→各パイプ撤去→落下防止ネット撤去を行っていきます。施設を傷つけないように、細心の注意を払いながら解体を進めていきます。養生材をすべて片づけた後、最後に施設内を清掃して、完了となりました。

施工後

施工後

今回の工事は塗装面積の大きさもさることながら対象物が鉄骨のため複雑な形状であること、また水質に影響の無いよう養生を徹底すること、沈澱池上に足場を組むため強度計算から、安全対策にも十分に注意しながらの作業となり、通常の建築塗装とは異なった点にも気を付けて作業をすすめました。

今回は水道施設という重要な公共施設の維持に携わることができました。